長野市事業用ビル コンバージョンの成功事例②(プロフェッショナルに聞く)
前回に引き続きまして、長野市近郊の事業用ビルの空室、アパートの老朽化による空室の収益力アップについて、今回は企画やコンサル的な要素をお伝えします。
永井 今回は鉄筋コンクリ―ト造(RC)でしたが、木造ではどうですか。
峻也さん 木造の方が楽です。RCは梁が大きくて配線が大変です。外壁等のコア抜き(エアコン、換気、給排水)も大変です。
永井 木造の場合、築年数はどうですか。
峻也さん 古い方がおもしろいです。施工後の意外性、外は古いけど中は新しいのが、ウケます。
永井 施工後の賃料はどのくらいですか。
和田社長 街中の1R・1Kの場合、4万円代です。4万円を切るとすごく良いです。
永井 賃貸物件としての市場性、新築との競合とかはどうですか。
和田社長 間取としては1R・1Kが良いです。ファミリー向けの2LDK、3LDKは過多です。分譲マンションとかローコストの建売が普及していることもあります。1R・1Kは新築コストが掛かるのであまりありません。でも意外と需要があります。長い事、賃貸物件の退去立会をやっていますので、回転が分かります。
永井 現場の経験から実際の需要が実感できるのですね。でも入居期間は短くないですか。
和田社長 短い方は半年、長い方では10年以上もあります。独身や単身赴任の方もいますし、街中でしたら駐車場なしでも大丈夫です。
リノベーションの収支的なメリットとしては、新築物件とは違い、投資が少ないですので、賃料設定を安くできます。ハウスメーカーの新築は高いので、どうしても賃料が高くなります。10年後にその賃料で行けるか心配です。利回りも低いです。
永井 リノベーション物件を安価に提供できれば、優位性があるという事ですね。
賃貸のリノベーション物件は、新築よりも安価に家賃を設定できるケースが多く、古さを生かすとか、限られたスペースで間取を工夫する、水回りを良いものにするといった事で、市場価値がでることが分かりました。
そうは言っても、工事費用を掛けたくない方、工事後に予定通りに入居するか心配な方もいると思います。その様な時は、物件を企画と施工をパッケージにして投資家に斡旋する、また自社での買取りも行います。
老朽化や空室でしたら和田内装(株)様と一緒にご相談を承ります。お気軽にお問い合わせ下さいませ。